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CULTURE

創業240年越え!日本最古の駄菓子屋「上川口屋」

上川口屋の歴史

日本最古の駄菓子屋として知られる「上川口屋」は、雑司が谷駅の近くに位置し、鬼子母神堂境内にあります。その創業はなんと240年以上前の1781年にさかのぼります。この年は、杉田玄白が解体新書を発行した7年後のことです。上川口屋は、当時から地元の人々に親しまれる存在であり、その歴史は日本の伝統と深く結びついています。創業者の名前は明らかにされていませんが、その存在感は今も店内に息づいています。店主の内山雅代さん(83歳)は、現在でも60年以上にわたって上川口屋を切り盛りしており、その貴重な歴史を守り続けています。

 

魅力と商品ラインナップ

駄菓子屋といえば、子供たちの憧れの場所。上川口屋では、幅広い商品ラインナップを取り揃えています。

店内には、昔ながらの伝統的な駄菓子から、最新の人気商品、オリジナルグッズまで、さまざまな種類の商品が所狭しと並んでいます。お客さんの中には親子3世代で通っている方もおり、子供から大人まで幅広い世代の人々を魅了しています。

上川口屋の現在と店主の情熱

現在の上川口屋は、時代の変化にも負けず、その歴史的な価値を守り続けています。現在83歳の内山さんは、60年以上もの間、上川口屋を経営し続けています。彼女はまだ現役であり、雨の日以外は毎日無休でお店を営業しています。

内山さんは、お客さんに笑顔と温かいおもてなしを提供することを大切に営業しており、お菓子を通じて人々の心を癒し、幸せな思い出を作ってきました。

上川口屋の存在は、単なる駄菓子屋としてだけでなく、日本の伝統と文化を守る象徴でもあり、240年以上にわたり愛され続けてきたこの駄菓子屋は、今もなお『地域の宝』として存在し、多くの人々に喜びと楽しみを提供しています。

上川口屋の歴史と店主の情熱は、日本の駄菓子文化を後世に伝えるために大切な存在です。これからも内山さんの情熱と努力によって、上川口屋は多くの人々に幸せな思い出を残していくことでしょう。境内の外を出ればコンビニや池袋のビル群が溢れていますが、時代が変わっても、この店の心温まるおもてなしは変わることがありません。

アクセス

住所:東京都豊島区雑司が谷3-15-20

最寄り:東京メトロ副都心線 雑司が谷駅

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えこだりょう

えこだりょう

編集者 / ライター

人々の生活、衣食住に興味があります。 最近では主に職人さんとその手仕事(アナログ的な技法)を取材。 その他にも商店街・ピンク映画館・グッとくる看板・居酒屋のトイレ・シニアのファッション・宗教施設グルメ・入りにくい店などを追っています。 あと、江古田に住んでます。

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