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CULTURE

フィルムで写した日本橋

江戸幕府開府の際に江戸城を中心に造成した“町人地”として誕生し、明治時代には、百貨店や皇室御用達の高級店など堂々とした建物が次々と建設され、西洋的なモダンで格式のある街として確立した日本橋エリア。
今回は今なお、江戸・明治時代のモダンな面影を残す日本橋で撮影したフィルム写真を紹介する。(2021年10月29日撮影)

日本橋(明治4年改架)の上を通る首都高は、東京五輪の前年1963年に開通した。景観を無視し利便性だけを追求した高度経済成長日本の残骸とも言えるこの首都高は、現在地下への移設工事が行われている。

霊獣 獅子像左手に東京都の紋章を持っており、東京を守っていることを表現している。

サラリーマンと托鉢する僧侶。日本橋が托鉢スポットになっている。

さすが川のそば。蕎麦屋や鰻屋が立ち並ぶ。

横断歩道

日本橋エリアのランドマーク、三越日本橋本店。1904年12月6日開業。

エルメスと東京無線。停止線から大幅にはみ出ている。

三越の正面玄関。西洋古典様式の外観が放つ美しさ、重厚感に圧倒される。

横断歩道を渡る着物を着た女性。日本橋という場所のカラーを引き立ててくれている。日本橋のドラマトゥルギー。

三井本館。(1929年竣工) イタリア産大理石を使用した円柱が美しい。
背景のThe近代建築のビルとのコントラストも見事。

現在の1000億円の値段で建てられた。

首都高の地下移設工事だが、地下ルートの開通は2035年、全面撤去は2040年の予定となっている。
日本橋が青空を取り戻したら、またフィルムで日本橋を写してみたいと思う。

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えこだりょう

えこだりょう

編集者 / ライター

人々の生活、衣食住に興味があります。 最近では主に職人さんとその手仕事(アナログ的な技法)を取材。 その他にも商店街・ピンク映画館・グッとくる看板・居酒屋のトイレ・シニアのファッション・宗教施設グルメ・入りにくい店などを追っています。 あと、江古田に住んでます。

  1. 住宅街のアート作品『生け紙』。

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